mokuseijin #-

No title

コンビニ弁当がいい

コンビニで弁当買って帰宅するなり「…またコンビニ弁当？」と愚痴を垂れるさとりさん
でも、自分ではご飯も作らないし文句言いながらもコンビニ弁当はしっかり食べる
食べながらもしっかり心は読んでくるからそういう態度が気に食わないと思ってるのもしっかり把握してるんだ
そういった日々が数ヶ月続いたある日、僕は堪忍袋の緒が切れました
「ずっと家に居るんだから料理の勉強ぐらいしろよっ！」
怒鳴る事は分かっていたはずなのにさとりさんはびっくりして泣き出してしまった
「ごめんなさい、私あなたに甘えていたわ これからは頑張って何か作れるようになるから…」

その晩ふたりで一緒に晩ご飯を作った
僕たちはふたりとも料理は作れない。でも色んな失敗を重ねてようやく食べれるものが出来た
正直味は美味しくなかったけど、何よりふたりの時間が楽しかった

次の日、僕は荷物をまとめて地底を去った